サピエンス全史は何がすごい?胡散臭い?衝撃的だった3つの記述とあらすじ

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書籍「サピエンス全史」は何がすごいのか?
胡散臭いという批判もあるのも事実ッ!
ぼくの結論は「サピエンス全史」は読んでて楽しくもあり、教養を身につけるのに最適ッ!
胡散臭いという批判があるのは、信じられません。
「サピエンス全史」は悩みを抱えている方にもおすすめです。
理由は「人類の歴史から見たら、ほんの些細なこと。」という見方をすることができるからです。
この本の一部、ぼくが衝撃的に感じた3つの記述のあらすじを、自分なりにまとめていきます。
多くのネタバレを含みますので、純粋に「サピエンス全史」を読書をしたいという方は、この記事は読まないことをお勧めします。
見出し
1.衝撃!サピエンス全史あらすじ①何がすごいってホモ・サピエンスは連続殺人犯
2.衝撃!サピエンス全史あらすじ②何がすごいって小麦、稲、ジャガイモがホモ・サピエンスを家畜化した
3.衝撃!サピエンス全史あらすじ③何がすごいって歴史は馬鹿げた計算違いに満ち溢れている
4.衝撃!サピエンス全史あらすじ④下巻はもっと深くそして、未来を予測
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1.サピエンス全史あらすじ①何がすごいってホモ・サピエンスは連続殺人犯

ホモ・サピエンスは我々人類の祖先です。
ホモ・サピエンスはなぜ他の動物よりもずばぬけて世界を支配しているのか?
その答えは「虚構」という記載があります。
虚構によって、大人数での協力関係を築けたと。
虚構こそが、無数の赤の他人と著しく柔軟な形で協力出来る理由とも。
国や宗教、会社も、虚構だと。
確かに、会社も実態がないけど、みんなが信じているから存在するものですよね。
プジョーの例で分かりやすく解説されています。
そして、更に突っ込んだ記載が。
他の動物には無い「虚構」という能力を身につけたホモ・サピエンスは、生態系の連続殺人犯と捕らえられるッ!
ディプロトドン、オオナマケモノ、マンモスがホモ・サピエンスの犠牲者という記述は衝撃的でした。
このまま行けば、クジラやサメ、マグロ、イルカも同じ運命になるのではないかと筆者の考えでこの項は終わります。
歴史においてホモ・サピエンスは地球の覇者になりました。
でも、ゴキブリとか蚊とかはめっちゃ生き延びている。
恐竜が絶滅した時のように、ホモ・サピエンスが絶滅した後、ゴキブリが「ラッキー」とか言って地球の覇者になりえるというのも未来予測として書かれています。
あながち、間違っていると言えないとぼくは思いました。

2.衝撃!サピエンス全史あらすじ②小麦、稲、ジャガイモがホモ・サピエンスを家畜化した

ホモ・サピエンスは元々は狩猟採集民でした。
日頃から様々な種類のものを食べて移住しながら生活をしていました。
この生活を変えたのが農業革命
ホモ・サピエンスは、動植物の生命を操作することに、ほぼすべての時間と労力を傾け始めました。
特に小麦の栽培は手間がかかるので、ホモ・サピエンスは生活様式を変えて「定住」する他なかった。
ホモ・サピエンスが小麦、稲、ジャガイモなどを栽培化したのではありません。
「小麦、稲、ジャガイモなどの、一握りの植物種がサピエンスを家畜化したのです。」
ここの記述がぼくとしては衝撃的でした。
小麦は生存と繁殖という意味では地球の歴史上で指折りの成功例。
小麦は自らに有利な形でホモ・サピエンスを操ることによって、それを成し遂げました。
逆に小麦はサピエンスに、劣悪な条件下であろうと取り敢えず生存させてくれ、全体数を爆発的に増やすということ、未来のために働く、労働といった考え方を与えてくれました。
農業革命は史上最大の詐欺。
農業革命は罠だった。
この記述は、確かに言われて見ればそうだなと納得してしまいます。

3.衝撃!サピエンス全史あらすじ③歴史は馬鹿げた計算違いに満ち溢れている

歴史の道筋は、3つの重要な革命が決めたと記載があります。
認知革命、農業革命、科学革命です。
前述の農業革命の誤った認識にもあるとおり、歴史は馬鹿げた計算違いに満ち溢れています。
歴史とは、ごく僅かな人の営みに過ぎない。
残りの人はすべて、畑を耕し、水桶を運んでいる生活を強いられていました。
農耕民は生きていくのが精一杯、没収された食料の余剰が、政治や戦争、芸術、哲学の原動力となり、現代に残っています。
この考え方も衝撃的で、なるほどなと納得してしまいます。
歴史って、ごく限られた財力がある人たちの人生の記録に過ぎないという考え方ッ!
歴史をまた別の角度から見ることが出来ます。
サピエンス全史(上巻)はここでは終わりません。
次から、ハンムラビ法典とアメリカ独立宣言が例に出され、想像上の秩序という話へ展開します。
上記の3つの記述以外にも、まだまだ発見がこの書籍にはあります。
すべてを鵜呑みにする訳ではありません。
すごく衝撃的で、自分が常識だと思って来たことは何だったのだろうと考えるいいきっかけを与えてくれる書籍です。
胡散臭いという批判はあるものの、ぼくとしてはめちゃくちゃオススメの書籍ですッ!

3.衝撃!サピエンス全史あらすじ④下巻はもっと深く、そして未来を予測

下巻の感想については、下記です。
サピエンス全史 下巻ッ!

宗教について数ページでざっくり解説している。

仏教とかキリスト教とか、ざっくり知ることができます。
宗教は詳しくないぼくでも、なんとなーく知ることができました。

特に仏教の「涅槃」の解説は分かりやすいですねー。

宗教に続いては、科学革命の項。

ニュートンの方程式の解説も分かりやすい。

そして科学革命の後に資本主義の解説。

お金、労働、奴隷。

貨幣はもっともすぐれた交換ツールというような記載もあります。
確かに、貨幣があるおかげで、その人の信頼度も図ることができますね。
更に、資本主義社会の闇、歴史を知ることができます。
その後に来るのが、ショッピングの時代として消費主義が挙げられます。
興味深かったのは下記の記述。
「資本主義と消費主義の価値体系は、表裏一体であり、2つの戒律が合わさったものだ。富める者の至高の戒律は「投資せよ!」であり、それ以外の人々の至高の戒律は「買え!」だ。」(引用)

ほんそれ!

何がすごいって、一寸前の現代社会を風刺しているような記述なんですよ。お金持ちはお金を使わなくても幸福なので、お金持ちになっていく。

また、ぼくはテレビをほとんど見ませんが、テレビはやっぱり必要ないと再確認。

テレビは消費させるように仕向ける装置という側面がめっちゃ強いから。
テレビを情報源にしている方にとっては、ここら辺が胡散臭い、陰謀だというような批判がでてくるのでしょう。
ピケティの21世紀の資本にも通じるところがありますね。そして、近代の時間について。

「時刻を知らずにいることにこそ、意識的な努力を要するのだ。」(引用)

もともと人は、時間なんて結構適当だったのに、産業革命で物を工場で大人数で大量に作るシステムができちゃったばっかりに、時間が厳密に管理されるようになっちゃったという。
なるほど!と。
現代は、工場で大量生産するわけでもないのに、いまだに決まった時間に出社、決まった時間まで居なきゃいけないという、古い様式が残っている会社って多いのかと。
この記述の後に、これまた「なるほど!」という記述が。

「ほとんどの人は、自分がいかに平和な時代に生きているかを実感していない。」(引用)

子どもは売られるわけでもないし、奴隷にされるリスクもないし、暴力もあまりないし。
そう考えると、何て平和な時代なのかと再確認できます。
そんな中で、幸福についての記述も印象的です。

「神経やニューロン、シナプス、セロトニン、ドーパミン、オキシトシンのようなさまざまな生化学物質から成る複雑なシステムによって決定される。」(引用)

幸せは、脳の電気信号への反応という断定。

一寸寂しい気もしたが、ほんそれ!

例えばぼくはアルコールを思い出しました。
体にとっては100%毒だけど、脳の快楽物質「ドーパミン」が出るから飲んでしまう。
更に、幸福については下記に結論付けています。
「幸せへのカギは真の自分を知る、すなわち自分が本当は何者なのか、あるいは何であるかを理解することだとされる。」(引用)
これからの「生き方」「働き方」にも通じる金言ですね。
そして最後に、一寸だけ未来の予測が入ります。

インターブレインネット、シンギュラリティ、バイオテクノロジー。

ホモ・サピエンスは一体どこまで行くのか?

そんなことを考えさせられる名著です。
今なら、このサピエンス全史を「聴く」ことも出来ます。
多動力、サピエンス全史、超集中力、火車といった人気書籍も「聴く」体験ができますよー。
ということで、【書評】サピエンス全史(上巻)で衝撃的だった3つの記述の感想でした。
またブログ書きます。
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。
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