「流浪地球」を小説で読んだ感想と三体作者短編集について、お伝えしていきます。
個人的な意見として捉えて頂けたらと。
ぼくは小説を読むのは好きで、最近SF小説の面白さに気付きました。
まだ「三体」は読んでいないのですが、「スノウ・クラッシュ」「トータル・リコール」はめちゃくちゃ面白いと思いました。
村上春樹さんの小説も好きで「1Q84」はSF小説の要素もあると思うんですよ。実際、ジョージオーエルの「1984」を意識されていますしね。
映画では「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「レディ・プレイヤー1」が好きです。
書籍を購入する前の参考にして頂けたらと思います。
見出し
1.小説「流浪地球」を読んだ感想
2.小説「流浪地球」は映画「流転の地球」とは別物
3.小説流浪地球〜劉慈欣短編集を読んだ感想
1.小説「流浪地球」を読んだ感想
小説「流浪地球」を読んだ感想は、一言で言えば情景の記述がすごく上手いということです。
文章だけで、ここまで頭の中に情景を浮かばせるとはッ!
流石「三体」作者の劉慈欣さんです。
ストーリーも面白くて、太陽が爆発するので地球がやばいから逃げなきゃならん。
ここまではよくあるストーリーだと思うのですが、特殊なのはこの先。
爆発から逃げるために、地球ごと、太陽系から離れようというストーリーです。
宇宙船とかで逃げるのではなく、もう、地球そのものを動かしちゃえという。
スケールがすごすぎっす。
ただし、そんな簡単には行きません。
あと、かなりの時間がかかるということも、描かれています。
それって10年とか100年とかの話じゃあない。
長いスケールで時間を捉えるという視点は、SF小説ならではだと再確認。
地球の時間軸からしたら、人の一生はほんの一瞬ということも思い出しました。
SF小説ならではの情景を楽しみたい時には、手に取りたい作品です。
2.小説「流浪地球」は映画「流転の地球」とは別物
小説「流浪地球」は映画「流転の地球」とは別物とのことです。
これは、流浪地球の大森望さんのあとがきで知りました。
基本設定だけは同じだけど、キャラクターもプロットも全く別物とのこと。
ただし最先端の映像が楽しめるということで、時間がある時に観るというのも良いかも知れません。
3.小説流浪地球〜劉慈欣短編集を読んだ感想
小説「流浪地球」は劉慈欣さんの短編集にもなってるんですよ。
流浪地球の他に5作入ってます。
バラエティに富んだ作品群ですねー。
ぼく個人的には中国太陽が好きです。
貧しい農村で小学校しか出ていない主人公が都会に出て、仕事をして、富を得て、チャンスを得て夢を実現にするというサクセスストーリー。
ストーリーとしてはよくあるストーリーですが、そこに劉慈欣さんのカラーが追加されて読み応えのある作品に仕上がってます。
ミクロ紀元は、人類文明が生き延びる手段の1つとして面白く読めました。
その手があったかーッ!
となるはずです。
呑食者はキャラクターが魅力的ですねー。
それぞれの立場から繰り広げられる対立。
そして時が経った後の対話。
呪い5.0はコメディタッチの短編で、この短編集の中では異質かも知れません。
劉慈欣さんも作中に登場。
インターネットの発達の歴史をなぞるという読み方もできそうです。
山は、海に出来た山に泳いで登るシーンが特に印象に残ります。
あと最後。
なんでしょーね。
じぶんを突き動かすもの、それには従わざるを得ないというか。
SF小説としても楽しめますし、一個人の生き方を考えるという機会にもなりそうな本書。
気になった方は、是非手に取ってみてはいかがでしょーか。
またブログ書きます。
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。