【自分のためのまとめ】サピエンス全史(上巻)

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歴史の道筋は、3つの重要な革命が決めた。認知革命、農業革命、科学革命。

認知革命
虚構、架空の事物について語る能力がサピエンスの言語の特徴。

大量の情報を伝える能力
噂話といった大量の情報を伝える能力
精霊や有限責任会社、人権など、実在しないものについての情報を伝える能力

これこそが、無数の赤の他人と著しく柔軟な形で協力出来る理由。

他の動物には無い。

♦プジョー伝説
集合的想像が生み出した虚構
法的虚構
アルマン・プジョーは魔術師が歴史を通じて神や悪霊を生み出してきたのと、ほぼ同じやり方で会社を作った。
物語を語る。人々を説得して信じさせること。

他の人類の行動パターンが不変だったのに対して、サピエンスは柔軟に変化し続けてきた。

♦犬はサピエンスが真っ先に飼いならした動物

♦狩猟採集民は、日頃から様々な種類のものを食べていた。
米だけに偏るのはおかしいのでは?

♦アニミズム

♦ホモ・サピエンスは生態系の連続殺人犯。
ディプロトドン、オオナマケモノ、マンモスがその犠牲者
このまま行けば、クジラやサメ、マグロ、イルカも同じ運命に?

農業革命

動植物の生命を操作することにほぼすべての時間と労力を傾け始めた。

♦農業革命は史上最大の詐欺。

農業革命は罠だった。

小麦、稲、ジャガイモなどの、一握りの植物種がサピエンスを家畜化した。栽培化したのではない。

小麦は生存と繁殖という意味では地球の歴史上で指折りの成功。

小麦は自らに有利な形でホモ・サピエンスを操ることによって、それを成し遂げた。

小麦の栽培は手間がかかるので、ホモ・サピエンスは生活様式を変えて定住する他なかった。

逆に小麦はサピエンスに、劣悪な条件下であろうと取り敢えず生存させてくれ、全体数を爆発的に増やすということ、未来のために働くという考え方を与えてくれた。

今生活が厳しくても、頑張れば報われるという考え方。

普通の郵便から電子メールへの進化により、便利だったはずが逆にゆとりある時間を奪っているのと同じ。

♦歴史は馬鹿げた計算違いに満ち溢れている。

♦歴史とは、ごく僅かな人の営みに過ぎない。残りの人はすべて、畑を耕し、水桶を運んでいた。

農耕民は生きていくのが精一杯、没収された食料の余剰が、政治や戦争、芸術、哲学の原動力となった。

♦ハンムラビ法典とアメリカ独立宣言は共に間違っている

想像上の秩序(キリスト教、民主主義、資本主義)を人々に信じさせるには。
自然の法則によって生み出された客観的実態だと主張する。

生まれた瞬間から、想像上の秩序の原理を叩き込む(おとぎ話、戯曲、絵画、歌謡、礼儀、政治、建築、レシピ、ファッション)

♦自分の人生をまとめている秩序が、自分の想像の中にしか存在しないことに人々が気づくのを妨げている。

♦個人的だと感じている「旅行したい」も、想像上の秩序によってプログラ厶されている。(これはロマン主義)

♦TVのCMも、「消費が人生をよくするという小さな神話」

ピラミッドの多様性。これもエジプトのエリート層が操られている。

想像上の秩序は3つ「客観的」「主観的」「共同主観的」
共同主観的は、プジョーの例

シュメール人が発明したデータ処理システムが「書記」クシム

エジプト人は象形文字

最新はコンピュータ処理の二進法

AIが人類を一掃しようと試みる。

人類は想像上の秩序を生み出し、書記体型を考案することによって、ネットワークを維持した。

想像上のヒエラルキーと差別
アメリカ人、白人、黒人

ヒエラルキーにはなんの根拠もない。

ヒンドゥー教のカースト制度

男女について
メスの生物学的カテゴリーは古代アテネも現代アテネもまったく同じ
メスの文化的カテゴリーは古代アテネと現代アテネではまったく違う

膨大な数の人々が効果的に協力できるようになった。この人工的な本能のネットワークを「文化」という。

サモア文化
タスマニア文化

歴史には方向性がある。
統一に向かう

最強の支配者は貨幣

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