カリガリ18全曲レビュー!(ツアー行ったこともなくガリストでもない人による)

音楽
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カリガリの「カリガリ18」真剣に全曲聴いてみました。

カリガリは以前好きだったのですが、カリガリ離れというか、カリガリ全く聴かなかった時期は長いです。

更に、カリガリのツアーにも参加したこともなければファンクラブの「ガリスト」にも入っていない。

そんなぼくですが、カリガリは好きなんですよ。

最近はなかなかアルバムをじっくりと聴くという体験はありませんでした。

音楽は、すぐ身近なものになっています。

Wi-Fiとスマホさえあれば、いつでも何処でも好きな音楽が聴ける時代。

所有するものではなく共有するものに変わりました。

そんな現代ですが、「カリガリ18」は久しぶりにじっくりと聴くことができました。

2025年は昭和100年ということで、昭和っぽいロックな曲たちが並んでいます。

「AI社会の人の在り方について」っていう社会的な側面についてもテーマになっているんですよ。

カリガリの世界観を踏襲しつつ、10曲入りで40分以下と、時代に合ったパッケージも魅力です。

結論、カリガリ18は「今、聴くべきアルバム」です。

1.カリガリ18全曲レビュー!(ツアー行ったことなくガリストでもない人による)
2.カリガリ18全曲レビュー!(ツアー行ったことなくガリストでもない人による)

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1.カリガリ18全曲レビュー!(ツアー行ったこともなくガリストでもない人による)

※渋谷のタワーレコードにて(ヴィジュアル系コーナーの一角、ただしフロアはJ-POPが圧倒的に多数を占めるフロア、店内にはスピッツが流れていました)

カリガリのニュウアルバム「カリガリ18」は久しぶりにじっくりと聴くことができましたよ。

2025年現在、ショート動画が支持を得て、音楽もそれによって短時間でインパクトを残し、より短く、より身近なものになっております。

そんな現代において、アルバムをじっくりと聴くという体験はなかなかし辛いんですよね。

そんな中、ぼくはあえて「カリガリ18」をじっくりと聴いてみましたよ。

発見としては、もう「実験室」ではないということ。

カリガリのアルバムと言えば「第○実験室」というのが定番だったような気がします。

「第一実験室」から始まり「第六実験室」「第七実験室」と、途中で「ブルーフィルム」とかって言うのもありましたねー。

時は経ち、カリガリの「今」は「カリガリ18」です。

カリガリのニュウアルバム「カリガリ18」の内容は下記です。

[CD収録曲] ※良心盤/狂信盤 共通内容 (全10曲収録)

  1. 藍より蒼く
  2. 東京亞詩吐暴威
  3. ニッポニアニッポン
  4. "Hello, world!” 
  5. ×
  6. ポポネポ
  7. 5670000000
  8. 素知らぬ夢の後先に
  9. グン・ナイ・エンジェル
  10. スクラップ工場はいつも夕焼けで

渋谷のタワーレコードに行かずとも、ネットで「カリガリ18」を手に入れることもできますよ。

下記です。

2.カリガリ18全曲レビュー!(ツアー行ったこともなくガリストでもない人による)

ここからは、カリガリ18の全曲レビューをしていきます。

1.藍より蒼く

カリガリ18の一曲目「藍より蒼く」は下記を参考にしてるようです。

BUCK-TICK「ICONOCLASM」
D’ERLANGER「INCARNATION OF EROTICISM」
ZI:KILL「TERO」
LUNA SEA「FATE」
Gilles de Rais「SUICIDE」

青さん曰く一曲目は短いのがVのお作法、どれもこれも聖典。(インタビューより)

上記のバンドと曲、初めて聞くバンドや曲ばかりでしたが、Youtubeで全曲聴いてみたんですよ。ヴォーカルに癖ありが多かったというのが率直な感想です。語り、叫びで歌ではないものや、ヴォーカルの声が低すぎるものばかり。。。その点「FATE」はラララーで、カリガリの「藍より蒼く」のラララーに直結。

青さんがおっしゃる「V系のお作法」は、なかなか聴き辛いものばかり。

そして、ぼくはヴィジュアル系のほんの一部しか知らなかったことを思い知らされましたよ。

ヴィジュアル系は、思っていたよりも、広いッ!深いッ!

カリガリ「藍より蒼く」の冒頭ですが、LUNA SEAではなく、何故かJUDY AND MARYの冒頭を思い出しました。DAYDREAMという曲のギターコードに似てる?

2.東京亞詩吐暴威

2曲目はMVも公開されていますねー。

「どーした石井さんッ?!」と言うのが初めて聴いた時の率直な感想でした。Aメロの歌い出し。歌唱方法がイメージと全く違っていて衝撃を受けましたよ。暫く石井さんの歌を聴いていなかったもので。しかしながら、サビに入ると既存の石井さん感ありで安心。

2番目のAメロも勿論「どーした石井さんッ?!」ってなりました。

第六実験室くらいまでは、こういった歌い方なかったんじゃあないかなー。

3.ニッポニアニッポン

「ニッポニアニッポン」のお祭り感が好きです。個人的に年末に聴きたい曲ですね。あわよくば、大晦日のNHK紅白歌合戦で聴きたい。

12月30日とか、31日に大音量で聴きたいですね。

4.“Hello, world!”

「“Hello, world!”」は不思議な曲。ROUAGEのCHILDRENで言うところの「密室」は情熱の部屋みたいな立ち位置みたいに感じました。一曲目から一気にばばーっと来て、ここいらで小休憩、みたいな。

大きなテーマである「AI社会」っていうものにガッチシ沿っていますね。

ちなみに「Hello World」は、新しいプログラミング言語を学ぶ際に、一番最初に学んで、一番最初に画面上に表示させてみるっていう、エンジニア界隈ではお決まりのようなものです。

青さんは、お決まりとか、お作法に忠実な印象を受けました。

「藍より蒼く」でもV系の1曲めのお作法を踏襲していますからね。

5.×

× と書いて「バツ」と読むッ!エックスではなく、無敵でもない読み方は斬新ですねー。叫んでみろとも、心燃やせとも、無理に煽られない安心感が、カリガリの18、此処にはあります。バツジャパンですよバツ。と言うことを現在ぼくは、バツのポストに投稿していました。

6.ポポネポ

「ポポネポ」はラブラドールのブルーラグーン的なイントロギターが印象的です。途中、ファナティッククライシスのMaybe trueっぽくなり、間奏はラクリマクリスティのIvory treesみがあるギターフレーズ。ただし、歌は紛れもなくカリガリの歌。

ギターサウンドがもろヴィジュアル系なんですよ。

懐かしい気分に浸れます。

ただ、歌メロはヴィジュアル系とは全く違うのが、カリガリでしょう。

何か、歌だけヴィジュアル系っていうよりも昭和歌謡より、みたいな。

そんなアンバランス感もGooDですよ!

7.5670000000

「5670000000」はドラクエとかファイナルファンタジーっぽいイメージから、一気にヘビーメタルと来て、そして昭和歌謡、演歌に昇華するみたいな、そんなイメージでした。

この曲は村井研二郎さんが原曲のようです。

「オジー・オズボーンのフレーズも2箇所入れてます。ブラック・サバスの“War Pigs”だってことを青さんが知らずに弾いてるのがおもしろいです」(インタビューより)

メタル界隈の方なんですねー。

一寸、ブラック・サバスの"War Pigs"も聴いてみましょーかね。

8.素知らぬ夢の後先に

「素知らぬ夢の後先に」のギターフレーズがかっこいいんですよ。耳に残る。歌メロのバックで鳴ってるギターカッティングで、ここまで耳に残るフレーズはないかと。思わず真似したくなりますね。

爽やかさプラス一寸外したジャジーな感じがいい雰囲気です。

「素知らぬ夢の後先に」を3回程聴いてみましたが、暑くもないけど寒くもない、と言うことで秋に聴きたくなる曲だと発見がありました。マリスミゼルの曲au revoirとか、ラレーヌのパリは秋色っぽさがある。雰囲気で言えば、ラルクアンシェルのアルバムheavenlyに入ってそう

9.グン・ナイ・エンジェル

「グン・ナイ・エンジェル」の雰囲気良いですね。浮遊感と言うか、幻想感と言うか。何か熱海あたりを思い出しました。

10.スクラップ工場はいつも夕焼けで

「スクラップ工場はいつも夕焼けで」はこれぞカリガリ!と言った名曲中の名曲ですね。青さんの作詞作曲のセンスが光ります。ぼくは個人的にハンターハンターの流星街を思い出しました。

前述もしましたが、「カリガリ18」は、既存のカリガリの世界観を踏襲しつつ、10曲入りで40分以下と、時代に合ったパッケージも魅力的なんですよ。

結論、カリガリ18は「今、聞くべき」アルバムです。

カリガリの「カリガリ18」は、下記から手に入れることができます。

いやー、久しぶりにカリガリ聴きましたよ。

カリガリ18ってことは、17とか16とかもあるわけで。

18からカウントダウン的に17聴いて、16聴いてっていう進め方も面白いかも知れませんね。

それか逆に「第一実験室」から聴き進めてみるとか。

またブログ書きます。

今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。

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