お金に困っている。
一時的に少額のお金を借りたい。
こういった時には、カードローンを活用することによってお金を借りることができます。ただし、カードローンには審査が必要になります。
「カードローンの審査に通過できるのか不安。」
「審査ではどんな項目がチェックされるのか事前に知りたい。」
「どうすれば審査に通過できるのか教えて欲しい。」
この記事では、こんなお悩みにお答えします。この記事を読むと、カードローンの審査の項目から、必要なもの、審査の流れまで理解できるようになります。ご自身がカードローンの審査に通りそうか、そうでなさそうなのかというイメージまでつきます。また、カードローンを申し込む際に注意しなければならないこともお伝えしますので、ご自身がカードローンの審査を通過するためにしておくこともお分かり頂けます。
見出し
1、カードローンの審査の項目について
2、カードローンの審査に必要なもの
3、カードローンの審査の流れ
4、カードローンを申し込む際に注意しなければならないこと
1、カードローンの審査の項目について
カードローンの審査の項目は、大きく分けて3つあります。
・本人の属性
・信用情報
・他社からのお借入れ状況
下記から、一つずつ紹介していきます。
・本人の属性
本人の属性とは、カードローンを申し込んだ本人に関する情報です。主に、下記の項目があります。
職業
勤務先
雇用形態
勤続年数
収入
住居の状況
家族構成
幅広い要素で、本人の属性で返済能力があるかどうかのチェックが入ります。カードローンを提供している多くの金融機関では、20歳以上かどうか、継続した安定収入はあるかどうか、学生ではなく社会人かということを申込時の条件としています。
・信用情報
信用情報とは、ローン、クレジットカードの取引に関する履歴の情報です。カードローンは無担保でお金を貸し出すため、申込者がきちんと借入金を返済してくれるかどうかが重要な審査のポイントになります。個人の信用情報を扱う個人信用情報機関に情報照会をして、申込者の信用情報を確認します。
これまでに借りたお金をきちんと返済してきかたどうか
返済日に間に合わず延滞をしてしまった記録があるかどうか
過去に借り入れに関するトラブルがないかどうか
このような観点から、カードローンを提供する金融機関は申込者にお金を貸しても大丈夫かどうかの判断をします。
・他社からのお借入れ状況
他社からのお借入れ状況も審査の項目の一つです。カードローンを提供する金融機関は、個人信用情報機関に情報照会をすることで、他社からのお借入れ状況の確認もできます。ここでチェックされるのは、総量規制に抵触しないかどうかです。総量規制とは、「年収の3分の1を超える貸し付けをしてはならない」という貸金業法に定められた規則です。例えば、年収400万円の人は、借入元が1社でも複数でも、総額としては133万円までしか借りることができないということです。他社からのお借入れ金額が総額に近い場合には、審査を通ることは難しいと言えます。また、貸金業者ではない銀行のカードローンについては総量規制の対象外ではありますが、独自で規制を設けている銀行もあります。
上記3つの審査項目について、カードローンを提供する金融機関が総合的に判断をします。
2、カードローンの審査に必要なもの
カードローンの審査に必要なものは、本人確認書類と収入証明書類の2つです。本人確認書類、収入証明書類として使えるものは、それぞれ以下のものがあります。
・本人確認書類
マイナンバーカード
パスポート
運転免許証
健康保険証
住民票の写し
・収入証明書類
所得証明書
確定申告書
支払調書
課税証明書
納税通知書
源泉徴収票
給与支払明細書
年金証書
年金通知書
本人確認書類は有効期限内であること、本人の氏名と生年月日、現住所の記載がされていることが必要です。また、収入証明書類については直近の書類が必要です。ただ、確定申告書や源泉徴収票等は時期によっては直近の書類が手に入らないこともあります。この場合には、前年のものを提出する場合もあります。
3、カードローンの審査の流れ
カードローンの審査の流れは、大きく3つの段階に分けられます。
①カードローン申込者の返済能力の確認
②カードローンを提供している金融機関が信用情報機関へ照会
③申込者の勤務先への在籍確認
それぞれの内容を下記に紹介していきます。
①カードローン申込者の返済能力の確認
カードローンの審査の3つの項目、本人の属性、信用情報、他社からのお借入れ状況から、申込者に返済能力があるかどうか確認が入ります。返済能力の確認でどこに重点を置くかといったことは、金融機関によって異なります。ただ、返済能力がないと判断される可能性が高い要素としては、短期間に多くのローンを申し込んでいたり、勤務先の在職期間が短かったり、過去にローン返済の滞納があったりといったことが挙げられます。
②カードローンを提供している金融機関が信用情報機関へ照会
カードローン申込者の返済能力があると判断された後は、カードローンを提供している金融機関が信用情報機関へ照会を行います。これまでに借りたお金をきちんと返済してきかたどうか、過去に借り入れに関するトラブルがないかどうかといった観点で確認が入ります。
③申込者の勤務先への在籍確認
信用情報機関への照会で問題がなければ、最後に勤務先への在籍確認が行われます。勤務先であると伝えた会社に、実際に勤務しているかどうかの確認です。確認の方法は、勤務先の電話番号に電話をして本人を呼び出します。そして、本人が出た場合には在籍確認は完了となります。もし電話をして本人が不在の場合でも、在籍しているということが分かれば在籍確認は完了となります。在籍確認が完了すると、カードローンの審査も完了です。
①から③までは、おおよそ2日~1週間位かかります。カードローンの審査が完了するとカードローンが利用できるようになります。
4、カードローンを申し込む際に注意しなければならないこと
カードローンを申し込む際に注意しなければならないことは下記の3つです。
・カードローンの審査が通る明確な基準はない
・審査が甘いカードローンはない
・カードローンの審査は結果が出るまでは分からない
一つずつ紹介していきます。
・カードローンの審査が通る明確な基準はない
カードローンの審査については、カードローンを提供している金融機関が独自で行っています。そして、審査基準は非公開といった金融機関がほとんどです。「勤務先がここであれば必ず審査に通る」「年収500万円以上であれば確実に審査に通る」「他社からのお借入れ金額が50万円以下であれば必ず審査に通る」といった明確な基準はありません。もしそういったカードローンの審査に通るノウハウを聞いた時でも、嘘の申告は絶対にしないようにしましょう。嘘の申告をした場合には、個人信用情報機関に情報照会した時に必ず分かってしまいます。正直に自分の勤務先、収入、他社からのお借入れ金額等、申告するようにしましょう。
・審査が甘いカードローンはない
審査が甘いカードローンはありません。カードローンを提供している金融機関は独自の基準で審査を行っており、基準は金融機関によって変わります。ただ、カードローンを提供している金融機関はどこも、申込者が返済をしてくれるという確証がないと、お金は貸してはくれないでしょう。返済をしてくれるという確証のために、カードローンの審査をしています。自ずと審査には慎重になります。「他の複数のカードローンの審査に落ちている方でも、当社は審査が甘いので、誰でも審査に通り、お金を借りることができます。」といった会社をもし目にした場合でも、安易に審査を受けないようにしましょう。こういった会社は違法業者の可能性もあり、トラブルに繋がる可能性も高いので利用しないようにしましょう。
・カードローンの審査は結果が出るまでは分からない
カードローンの審査の結果については、結果が出るまで分かりません。明確な判断基準が分からない以上、事前に結果を知るということは出来ません。審査をして初めて、ご自身がカードローンの審査に通るのかそれとも通らないのかが分かります。カードローンを利用したいと思った場合、まずはカードローンの審査を受けることが第一歩です。
カードローンの審査の項目、カードローンの審査に必要なもの、カードローンの審査の流れ、カードローンを申し込む際に注意しなければならないことを紹介してきました。
ここでもう一度ポイントをまとめます。
カードローンの審査の項目は、大きく分けて、本人の属性、信用情報、他社からのお借入れ状況の3つがあり、それぞれの審査項目について、カードローンを提供する金融機関が総合的に判断をします。
カードローンに必要なものは、本人確認書類と収入証明書類の2種類です。本人確認書類は有効期限内であること、本人の氏名と生年月日、現住所の記載がされていることが必要になり、収入証明書類については基本的には直近の書類が必要です。
カードローンの審査の流れは、下記の3段階です。
①カードローン申込者の返済能力の確認
②カードローンを提供している金融機関が信用情報機関へ照会
③申込者の勤務先への在籍確認
カードローンの審査が通る明確な基準はないこと、審査が甘いカードローンはないこと、カードローンの審査は結果が出るまでは分からないといった、カードローンを申し込む際に注意しなければならないことについても紹介してきました。
ご自身がカードローンの審査に通りそうか、そうではなさそうかというイメージまでつけて頂けたと思います。お金に困っていて、一時的に少額のお金を借りたい場合には、カードローンを活用することでお金を借りることができますので、カードローンを利用したい場合には、まずはカードローンの審査に申し込むことが最初のステップです。
またブログ書きます。
今後とも、何卒宜しくお願い申し上げます。